毎年、夏と冬に開催される世界最大級の造形・フィギュアの祭典、ワンダーフェスティバルが今年は7月30日(日曜日)幕張メッセ国際展示場1〜8ホールで開催されます。
今年のワンダーフェスティバルはワンダーフェスティバル(ワンフェス)のルーツにして、伝説のイベントであるダイコンⅣの40周年であることから「DAICON4」40周年記念コラボ企画を実施するそうです。
DAICONⅣとは1983年に大阪で開催された4回目の「日本SF大会」のことを言い、当時、東京開催の「日本SF大会」に対抗心に燃える大阪開催の運営中心メンバー達が制作したオープニングアニメーションは前回DAICONⅢで発表されたオープニングアニメーション同様に大成功をおさめました。
また、DAICONを開催した中心メンバーは1981年「日本SF大会」第3回大阪開催DAICONⅢでのグッズ販売が大人気だったことより1982年に「ゼネラルプロダクツ」(ゼネプロ)を起業しました。
ゼネラルプロダクツは1984年12月より1992年1月までワンダーフェスティバルを主催することとなります。そして、1992年2月ゼネラルプロダクツの活動停止に伴い、ワンダーフェスティバルの開催権と保持していたガレージキットの原型は懇意にしていた同業者であり、現在の主催者である海洋堂に譲渡されることとなりました。
1992年からは海洋堂がワンダーフェスティバルを主催することとなりますが、ワンダーフェスティバルのルーツはゼネラルプロダクツの基となったDAICONと見做され、今回のワンダーフェスティバルはDAICONⅣから40周年という位置付けをされているのです(詳細はワンフェス実行委員会代表宮脇専務のご挨拶をお読み下さい)
今回、DAICON Ⅳ開催40周年を記念し、WF2023[夏]およびWF2024[冬]での会場において、DAICON FILM作品に登場するキャラクター等のフィギュア・キットの展示・販売を著作権フリーとなっているようです。(さすがにオープニングアニメでパロディとして登場する各アニメ・特撮作品の著作権はフリーではないようです。詳しくはこちら)
会場ではDAICONⅣ FILM大展示会(DAICON FILMの世界)が設置され(DAICON FILM Twitterはこちら)、当日はDAICON FILM関係者によるスペシャルステージも開催され、第一部では、DAICON FILMの創設メンバーである武田康廣、神村靖宏の両氏とワンダーフェスティバル主催の宮脇センムによるトークイベントが行われます。また、第二部では、1984年に制作された自主製作特撮映画『八岐之大蛇の逆襲』で、監督・脚本を務めた赤井孝美、特技監督を務めた樋口真嗣の登壇が決まりました。(赤井孝美さんのTwitterはこちら)
ひとつ気になるのは当時のDAICONメンバーの最重要人物であり、ゼネプロ創始者であるO氏が全く今回のイベントに関与していないことです。数年前のO氏のネット配信では海洋堂とのコラボ商品についてのエピソードや宮脇専務の誕生日会に参加していたりと仲良くしていたように思えるのですが、旧ガイナックスメンバーや海洋堂さんとトラブルでもあるんでしょうかね(株式会社カラーとはネットで喧嘩してますけどね。ちなみにカラーでの庵野氏のプロフィールでもDAICONFILM時代のことが紹介されています)
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