前回の記事まで『今年でアニメ放送20周年にも関わらず何故かあまり注目されていない(?)「銀河鉄道物語」』ということで4回に渡りアニメ「銀河鉄道物語」を紹介して来ましたが、今回の記事では漫画版「銀河鉄道物語」を紹介したいと思います。
漫画版「銀河鉄道物語」は原作者・松本零士先生が創造した「銀河鉄道999」と同じ世界で物語が繰り広げられており、
「銀河鉄道999」のエピソードの一部として3編
- 第40話 始発駅「運命」前編
- 第40話 始発駅「運命」後編 -レイラ・ディスティニー・シュラ-
- 第41話 始発駅「運命」II -旅人は来り,旅人は行く-
「銀河鉄道物語」としてエピソード5編
- 第1話 運命の涙
- 第2話 ヘドロのダイヤ
- 第3話 永遠への分岐点
- 第4話 星の海を想う
- 第5話 心の旅人
が発表され、小学館 ビッグコミックスゴールドコミックス『銀河鉄道999』21巻としてコミック化されています。
↓紙版はプレミアが付いているようです
漫画版「銀河鉄道物語」はアニメ「銀河鉄道物語」と同じ世界観を舞台にしていますが、アニメの原作となるエピソードではなく、有紀兄弟のキャラクター設定なども大きく違っています。
アニメ版の主人公の有紀学は惑星タビトの出身でSDFシリウス隊長の父、ラーメン屋銀河亭の女将の母、SPGの兄との四人家族でしたが、漫画版の有紀学は地球(日本)出身で父、兄の他に姉がいることが描かれています。
父はSDFシリウス隊長ではなく、地球防衛空間飛行隊のパイロットであり、既に戦死をしています。兄の有紀護は星野鉄郎とディスティニーですれ違いながらレイラ・ディスティニー・シュラと面談後、SPGを志願入隊後間もなく死んでしまいます。そして、有紀学の姉はキャプテン・ハーロックと共にアルカディア号で航海する有紀螢です。
また、大きな違いとして大山トチローの息子である大山昇太が有紀学の親友として登場し、銀河鉄道1000号(ミレニアム)で「地球⇄地球」「無限⇄無限」の旅に出ます。(メタノイド・ツイストバレルも登場しますが大山昇太に瞬殺されてしまいます。外見もアニメ版とは全く違うのもご愛嬌です)
大山昇太の旅がこれから始まるというところで第21巻は終わりとなり、この後の続刊は発刊されていません。もっと、松本零士先生の銀河鉄道物語の続編が読みたかったな…
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