先日、「クラッシャージョウ」シリーズ、「ダーティペア」シリーズの原作者である高千穂遙先生のTwitterでアニメ版『ダーティペア』のキャラクターデザインの経緯について詳細がツイートされていました。
当時(1984〜1885年)のことを知ることの出来る貴重なツイートと思われますので、こちらの記事でご紹介いたします。
↓今回のツイートでの事の発端はこちら。
このツイートに対して、原作者の高千穂先生が「どうして、こういう話がでてくるんでしょう」とリツート。
どうやら、出どころはウイキペディアではないかという、投稿があったようで、この機会に再度、当時の経緯を説明してくれました。(今回のTwitter後、該当のウイキペディアは修正・加筆されました)
最初に原作小説「ダーティーペア」シリーズの表紙・挿絵イラストを担当していた安彦良和氏がデザインしたアニメ用キャラクターデザインが届いたそうです。
それに対して、高千穂先生はアニメと小説は別物と捉え、製作会社の日本サンライズ(現サンライズ→バンダイナムコフィルムワークス)へ、アニメよりのデザインを希望しました。
サンライズから提案されたキャラクターデザインに関してはピンと来るものは無いものの、衣装デザインは漫画家の細野不二彦先生のデザインを依頼することとなりました。
細野先生の描いた衣装と髪型は高千穂先生の希望通りでしたが、キャラクターデザインは未だ決まっておらず、安彦氏、そして、後にキャラクターデザインを担当する土器手司氏のデザインも提案されるようになりました。
高千穂先生は安彦キャラの作画崩壊を危惧し、劇場版「クラッシャージョウ」の劇中で描かれた「ダーティペア」クオリティの作画が出来るよう安彦氏が作画監督してくれるならば、安彦氏のキャラクターデザインをお願いします。
しかし、安彦氏が作画監督をすることは出来ず、高千穂先生が危惧する作画崩壊が起きないであろう土器手氏のキャラクターデザインが採用されることとなりました。
以上がアニメ「ダーティペア」のキャラクターデザインの経緯だということでした。
また、当時のラフデザインのことをツイートしたファンの方へはこのようなリツートもしていました。
後日、安彦氏のキャラクターデザインについては以下のような補足もツイートされていました。
安彦良和氏の作監した「ダーティペア」が個人的には見たかったな...
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