全国36館にて2024年1月5日より3週間限定公開されていた「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」が先週末で終演となってしまいました。
劇場の大画面で「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」を観る機会もあんまり無いということで公開終了前にもう一度劇場へ足を運びました。
劇場はいつもの新宿ピカデリー。この年末年始に「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ4kリマスター、そして「マクロス」シリーズのライブ音響版の観賞するために何度こちらの新宿ピカデリーに来たことでしょうか。(もう、エスカレーターで7階に行くことも、観賞後にトイレの混雑を避けるために上映中の違う階のトイレを使用することにも慣れましたよ)
劇場はいつもの通り、ちょっと年齢層高めの観客の方々でほとんど満席でした。自分はいつも売店でポップコーンと飲み物をセットで購入して劇場内に持ち込んでしまうのですが、あんまり飲食をしながら観賞している方が多く無いのが印象的です。そう言えば昭和の時代は劇場内であんまり飲食しながら映画って観てませんでしたよね。
本編上映前の予告編の中で「ヤマトよ永遠にREBEL3199」の予告編も流れたのですが、ヤマトファンで満席のはずなのに劇場内では微妙な空気が流れ、期待感溢れるような雰囲気が無かったのが印象的でした。
そして、本編が上映されると冒頭から大画面で観る4Kリマスターされた綺麗な作画に感動です。前作の「宇宙戦艦ヤマト」劇場版を4Kリマスターしたものよりも東映動画が制作している「さらば宇宙戦艦ヤマト」は元々の作画が安定しているので4Kリマスターすると制作当時のセル画の雰囲気もよく感じられます。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」は何度も何度も観ているので、今更ストーリーについて新しく思うことも無いと思っていたのですが、今回の観賞で個人的に新しい感情を発見することが出来ました。それは、昔は戦闘で散っていく真田さんや加藤のシーンでいつも涙していたものですが、今回の観賞で歳を取ったせいか、戦闘シーンよりも古代との結婚式を目前にしていた雪の悲恋に強く同情してしまっていたのです。
2時間半の上映時間にぎゅっと凝縮されたストーリーを観ていると、どうしてリメイクされた「宇宙戦艦ヤマト2202」はあのようなストーリーになってしまったのか?本当に残念に思いました。
今回の「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの4Kリマスター公開を皮切りに「ヤマトよ永遠にREBEL 3199」に向けてヤマト熱を盛り上げて行くつもりなのでしょうが、往年のヤマトファンは「宇宙戦艦ヤマト2202」の悪夢を思い出しマイナス効果だったのではないでしょうか?(笑)
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