先日のブログで紹介していた『新宿ピカデリー映画祭・ ライブ音響上映』の「マクロスシリーズ」の上映が始まりましたので早速行って来ました。
数日前に観賞した「宇宙戦艦ヤマト劇場版」(1977年公開版)の観客よりも年齢層が若干若く平均年齢は50代でしょうか?また、ヤマトに比べて20〜30代の観客も多く、40周年を迎えたマクロスシリーズのファン層の広さを知ることが出来ました。(ちなみに観賞回の観客の入りはやっぱり満席でした)
今回、観賞した「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」のオリジナル公開が1984年ですから、1977年公開の「宇宙戦艦ヤマト劇場版」と7年の違いがありますのでそれぞれの公開当時が青春時代だった年代の違いが今回の観客年齢層の違いと思われます。
それにしても「宇宙戦艦ヤマト・劇場版」の77年公開と「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」の84年公開の間に「銀河鉄道999・劇場版」79年公開、「機動戦士ガンダム・劇場版」81年公開がされているんですからこの当時の7年間はアニメファンにとっては本当に熱い時代だったことが思い出されます。(アニメ版「進撃の巨人」が終わるのに要した期間と比較すると、当時は物凄いスピードでアニメ界が動いていたことがわかりますね)
肝心の「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」ライブ音響上映の感想ですが、一言で言うと『最高』です!
「宇宙戦艦ヤマト劇場版」の4Kリマスターを見たばかりとあって、上映冒頭、スクリーンにマクロスの灯とともに全体像が宇宙に浮かぶオープニングシーンは当時の状態に近く4Kリマスターで見たいなと一瞬思いましたが、オープニングタイトルとともにオープニングサウンドが重低音で流れるとそのような気持ちは直ぐに消え失せました。
もちろん、ストーリーもセリフもビデオやDVDなどで何度も見ているんですから頭に入っているんですが、大きなスクリーンで見ていると、84年観賞当時の思い出が蘇って来ます。
例えば、ミンメイと輝が冒頭エンジンルームで遭難するシーンで無重力状態のミンメイがマグロを見て「マグロやお野菜が…」と言うシーンで、当時の観客はTVシリーズのマグロのエピソードを知っているので、ほとんどの観客がTVシリーズを思い出し笑ってたなとか思い出すわけです。
今回の観賞をして再度強く思ったことは、この「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」が1984年に製作されたということが信じられません。まさにアニメの「オーパーツ」と言える出来上がりの作品と再認識しました。最近よく耳にする「神作」と言うのはこういう作品のことを言うのだと思います。
まだ1月11日まで何度か上映されますので、まだ観賞していない方は是非とも足を運んで欲しい上映会です!
ちなみにエンディングは「天使の絵の具」バージョンです!
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